緩いキャラクターながら、歯に歯に衣着せぬ物言いと冷静な言説が特徴の成田悠輔氏。その発言は世界最高峰の頭脳で分析したデータに裏打ちされているとなれば、耳が痛くとも一定傾聴し受け入れなければならない事実を多分に含んでいると毎回感じます。

というわけで、以下のまとめ動画の音声データからのAI文字起こし結果を具体的に掲出しますので、ぜひその内容をご確認ください。

00:00:00.497 > 00:02:49.937 SPEAKER_00で なんか優秀さとか生産性みたいな分かりやすい次元以外の 個性とか顔みたいなのが全然見えてこない多様性みたいなのが すごい多いなと思うんです
自分と違う人のことを 生産性とか優秀さみたいなのにしか測れないとすると それは多様性でもなんでもなくてただの経営の合理性なわけですよね
この文脈で この間アメリカで授業やっててAmazonの本社の副社長の人に来てもらってデータを使ってどうやって彼らが ビジネスを作り変えてるかみたいな話してもらったんですよ
Amazonとかって そもそもeコマースの会社で一番データを使ってビジネスを 最適化するみたいなことがやりやすい企業で しかもやりまくってるっていうことで最も有名な企業の一つなんですよね
で その副社長に話してもらった
結論が何かっていうとデータは危険っていうのが結論でなぜかっていうと データで測れるものしか最適化できないわけですよね
データで測れるものっていうと典型的には短期の分かりやすい KPIになると
それで測ってると 本当に20年とかいう単位で考えたときの会社の繁栄にとって本当にいいことをしているのかどうかが 分からなくなってくると
で 詰まるところ 何をやってるかっていうとCOの心の声でっていうことだったんですよね
なので 心の声をいかに正確に聞くかっていうことが重要なんじゃないかというしょうもない答えです
最終的にはじゃないんじゃないかと思います
僕結構重要かなと思うのは多様性みたいなものをなんかおしゃれなファッションとして消費しないってことがすごい重要かなという気がしてるんです
どういうことかっていうと特に最近の若いIT企業とかだと当然外国人を雇ってる方がすごい多いですよね
結構それをすごい自慢げにドヤ顔で語る経営者の方とかってよく見るんですよ
それを典型的な言い方が何かっていうと国籍関係なく優秀だったので雇いましたみたいな感じのことを言う場合が多いんですよで
なんか優秀さとか生産性みたいな分かりやすい次元以外の個性とか顔みたいなのが全然見えてこない多様性みたいなのが すごい多いなと思うんです
で なんか自分と違う人のことを生産性とか優秀さみたいなのでしか測れないとするとそれは多様性でもなんでもなくてただの経営の合理性なわけですよね
で そういった形であんまり人を単純化しないとか多様性という言葉とか概念を単純化して分かりやすい軸に収めないっていうことが重要かなというふうに思います
特に僕はアメリカとかだと優秀で生産性が高いだけのサルという感じなので特にそういうふうに感じるなというふうに思います